2024年 通訳案内士業務開始

 

外国からの観光客の皆様が宮古島を愛するようになることを願っています。美しいビーチやトロピカルフルーツ、美味しい食事が多くのビジターを魅了することでしょう。地元の方々との関わり合いはとりわけ印象に残ると思います。

 

20年近く前に、本土を離れ、この地に来た時、私が感じたカルチャーショックはあまりにも大きく、ときどき海を見つめて郷愁の念に駆られました。緑豊かな森、川、湖。四季の変化がどれほど素晴らしいものであったかを深く印象付けられました。

 

 

その当時、慰められたものの中に、{琉球アサガオ}がありました。外来のヒルガオ科の植物のようです。他の樹木に絡みついて地上高く登り、そこで可憐な花を咲かせる姿をじっと観察し勇気を得たものでした。自分でも地元に馴染んで生きていくことができるのかもしれないと自分自身に言い聞かせました。

 

宮古島に転入後、地元の方々の生活に合わせる努力を払う日々を送りながら、沖縄と日本の歴史・文化・地理・産業構造を夢中になって研究しました。そのようにして独学で通訳案内士(国家・沖縄県)を取得しました。数年を要しました。今思えば睡眠時間を削りながらも研究に打ち込むことができたのはやはり人一倍衝撃を受けたカルチャーショックが根底にあったように思います

 

 

通訳案内士の研修で米国の先生にこのエピソードを話しましたら、" interesting!"と言われ、親しみを示してくださいました。長い日々が経過した後、沖縄本島のゆいレール内でたまたまその先生にお会いしました。女性の先生ですが、停車駅で降りる際、親しみを込めて握手をしてくださいました。先生の記憶によほど印象強く残っていたのでしょう。

 

 

今、私の家族も、地元の方々のフレンドリーで心の通じ合える多くの方々に支えられてきたことを実感しています。英語力は一層研ぎ澄まし、ネイティブに近づくため日々奮闘しますが、感情移入や思いやり、気配りが語学力以上に必要と考えます。どこの国からお出でなっても宮古島特有の、人と人との間に壁の無い、普段着でおしゃべりができる雰囲気をお伝えするようにしたいと願っています。

 

有意義と感じていただけるのは、自然やビーチや美味しい食べ物もそうですが、恐らく、もしかしたらそれ以上に、地元の方々との交流なのではないかと心の中では感じています。

 

2024年4月4日

2022年12月、2023年1月 クラスだより「きぼう」抜粋

 

TOEIC受験 2022年11月20日  鳥取市民福祉会館

 

3年ぶりの受験でした。最初は緊張しました。リスニング最初の問題が緊張で聴きとりにくく感じました。次第に落ち着き、中途で楽しさも味わいました。問題を易しく感じたのではなく、どこか気持が崩れたのかもしれません。2時間の試験ですが、最後の問題を仕上げて時間内に終えました。試験の後は、近くの県立図書館の隣、ガラス張りのレストランで、落ち葉舞う大木を眺めながら静かに昼食を味わいました。

 

 

○ 12月中に全国通訳案内士のための5年に一度の研修をオンラインで参加し、修了試験を通過しました。通訳案内士法第30条第1項の規定による研修です。

 

○Hope For the Future      2021年3月号 抜粋

 

 

沖縄県通訳案内士 オンライン研修参加報告 2020年11月7日~2021年2月21日

 

バス模擬ツアーを始め、およそ50の課程を学びました。沖縄県の料理、自然、離島、伝統工芸等、専門家の方々からの興味深い内容を学習しました。私の英語でのプレゼンテーションは以下の通りです。

 

車窓風景(那覇空港から首里城への車窓とお迎え)。首里城歓会門。石垣公設市場。クマノミとイソギンチャクの相利共生。雪塩ミュージアム。宮古島のバス車窓風景をその場でアナウンス。ネットで調査し周到な準備しました。今後の英語学習の指導に役立ちました。

 

 

Hope For the Future   2021年2月号 一部

 

 

沖縄県地域通訳案内士 オンライン研修参加報告

 

2020年11月から始まった沖縄県地域通訳案内士の研修に参加しています。座学はすでに40を超える講座を受講。先月からはバス車窓と観光スポットでの英語アナウンスの訓練に入りました。沖縄本島は、 空港出迎え、首里城の一部、沖縄そばのプレゼンテーションを自発的に担当させていただき、訓練を受けました。非常に精神的強さが求められました。

 

現役の通訳案内士の講師の方々からの的を得たアドバイスいただきました。沖縄各地からオンラインで参加された方々の非常に巧

みな表現力や知識量には多いには励まされました。今月13日はマリーンスポーツ受講。20,21日は、石垣・西表と宮古島の模擬バスツアーで一層の表現力を培う訓練です。

 

〇 HOPE for the FUTURE 2020年1月抜粋  

  

※クラスたよりは「きぼう」から「HOPE for the FUTURE」

に変更いたしました

 

 

            報告

                 

 2019年11月24日(日) 

TOEIC(L&R)受験 鳥取大学

 

今回は、リーディングは25点上昇し、リスニングは20点減少しました。予想していた通りです。毎回の成績で一喜一憂しなくなりました。体調や環境などで結果が微妙に変化する試験ですので、今後も受験し続けますが、幾分楽観的にとらえるようになりました。

 

参考成績ですが、過去三年以内の最高点数は以下の通りです。

 

           私の得点(満点)

リーディング   440 (495)   

リスニング    465 (495)    

ライティング   180 (200)

スピーキング   170 (200)

 

4技能合計 1,255(1,390)

            

    

※1,300点の壁は100メートル短距離走の9秒台のように感じます。中学1年生になるまでにいくらかの基礎的な英語学習を行っていれば、脳細胞に良い刺激を受けており、結果は随分異なっていることでしょう。幼児・児童英語教育が最近特に盛んです。指導者の質も大変重要です。ご信頼いただいている保護者の皆様のご要望に応え、園児・小学生の方々に良い影響を与え指導者に成れるよう常に励みます。次回TOEIC受験は2020年春の予定です。

 

 

                                               

 

 

 

 

〇「きぼう」2019年 12月号

 

 

11月24日(日) 

TOEIC(L&R)受験 鳥取大学

 

今回は、前回と異なり、リーディング対策に幾分力を注ぎ、多忙なスケジュールの中でしたが、準備に集中しましたので、実際のテストでは時間が10分ほど余りました。

 

今年の6月、京都・池坊短大での受験では、最後のパート7の長文問題を最後まで仕上げる時間的余裕がなくて時間配分に失敗したため、それまでのパート5から6までを新幹線のスピードのような速度で進めました。

 

しかし、残念なことに、リスニング対策では油断し、流れてくる英文問題とは異なった解答欄を見ていたり、日本語モードから英語モードへの切り替えが十分なされていないと私自身、感じました。このようなことも時折生じます。

 

 

 

 

※受験を済ませて、出口が分からず少し迷いましたが、最後に出てきたわたしを含めて3人の人たちの中で一人の女子高校生がいました。大学構内から出て、私はJR鳥取大学前駅から向かう必要があったため、同じ道中会話を交わしました。

 

およそ20分ほどでしたが印象深く感じました。その女子生徒は、最近英検2級に合格したので、TOEICに挑戦したようです。校卒業後は、専門学校で英語を学びたいと話していました。私は、最後に「頑張ってくださいね」と言って別れを告げました。

 

 

 

その短い会話で、なんとなく、不安や幾らかの希望を抱えていた17歳のころの私自身を思い出しました。歩道には色づいた落ち葉が舞い降りていました。JR山陰本線鳥取駅行の列車が来るまで、かなりの時間がありましたので、私は近くの街路樹を眺めなら、もう一度大学の正門近くまで行き、途中立ち止まり、ただじっと時が過ぎるの待ちました・・・・。

 

 

 〇 「きぼう」2019年 8月号抜粋

 

 2019年6月23日TOEIC受験前の興味深い経験

 

 

 

 

6月20日(木)宮古島からANAで関西空港へ向かう飛行機の中、TOEICの問題集を機内で開いて、問題に取り組んでいました。興味深い経験ですが、二人の女性客室乗務員の方々に話しかけられました。

 

1人の方には、「タイトルホールダーですか」と質問されました。私は何のことか分からなかったのですが、恐らく、TOEICの満点取得者かなにかのことだろうと推測して、「いいえ、違います」笑って答えました。

 

「熱心にされていますね。  私たちも、TOEICは、一年に一度は受けるよう勧められているのですが,...。」と乗務員の方。「そうですか。私は一年に2回受験します。スピーキングとライティングも受験しますよ」と私は話を続けました。その女性のキャビンアテンダントの方は少し驚いたようですが、微笑みを浮かべ、「素晴らしいですね。わたしも頑張ります」と言って去っていかれました。

                            

客室乗務員の方々も常に英語力を高めておられることでしょう。アナウンスは英語でおこなわれますが、それを聞いていますと発音や抑揚で様々なことを考えます。一度、大阪―那覇間で利用したジェットスターで聞いた英語アナウンスでは、その素晴らしい英語に驚嘆したことがあります。 この方は、海外滞在が長い方か特別にその面での才能を持っている方だろうと思いました。

                               

 

 

 

〇 「きぼう」7月号 

 

 

TOEIC受験  鴨川と桂川   

 

      

俳句

 

 

〇 鴨川に 香り漂う 水の呼気 (無季俳句)

 

 

 

四条大宮から阪急電車で河原町下車。そこから、鴨川デルタまで妻と二人で散歩しました。鴨川の東の散歩道を1時間ほどかけて散策。途中で川の中に敷かれた岩で休み、その時、ふと感じた、淡水の川の流れの感覚を言葉に表しました。

 

 

短歌

 

ゆるやかに 流れて時は 過ぎゆくが

 

          桂の流れ 湧き出る ほほえみ

 

四条大宮から嵐電に乗り、終点・嵐山駅下車。近くのコンビニ:ミニストップで「さば寿司」を購入。妻と二人の軽い食事のあと、中の島公園を挟んで東側を流れる狭い流れを見つめて感じた時の短歌です。山と川、せせらぎと、柔らかな草花・・・自分がいるべき場所はここだろうなと得心し、思わず嬉しさがこみ上げました。

 

目ざめると 光を散らす もみじの葉 

       

         しろつめ草の 床の香りと

          

    ・・・・・・・・・・

 

 

2019年6月23日TOEIC受験結果 会場:池坊短期大学

 

結果です。リスニングは25点上昇。リーディングは10点下がりました。過去2年間のTOEIC正式記録として登録されている4技能総合得点数は、1390点満点中、1250点です

 

1300点を超えることが現在の私の当面の目標ですので、さらに励みます。今年の秋に、再度、リーディング・リスニングの受験を計画しています。

 

 

中学1年になるまで、まったく英語に接することのなかった環境でした。努力でいくらかの英語的思考を形成してきました。ネイティブスピーカーレベルに可能な限り近づく道ははるか遠く、先がかすんでいるようです・・今日も一歩、歩みます。

          

☆彡2018年 1月号 一部

2017年12月3日 TOEIC(S&W)受験(神戸)結果

 

初めて受験しました 英語力の精密検査でした

 

スピーキング

 

総合評価ですが、わたしのスピーキング力は、職場で英語を使用して業務を果たすことが可能のレベルでした。また、英文音読の発音、イントネーション、ストレスはHIGHの評価で「とても分かりやすく、とても効果的である」との評価でした。

 

ライティング

 

普段から行なっている分野ですから、結果は、幾分気落ちさせるものでした。しかし、英語を使用してのビジネス経験のない私の状況が正確に測定されたと感じています。謙虚に受けとめるべきだと思いました。

 

通常、意見を記述する、30分で300ワード以上の英文エッセイをペンで書くこと自体はほとんど問題ではないと感じていました。しかし、実際にPCを用いてのことですから、ブーツを履いてビーチを走る感覚でした。そして、パソコンの操作とビジネスの基本を学習する必要を痛感しました。2018年度に再挑戦を試みます。

 

人生と一緒です。思い通りにいかないことがあっても、過度に落胆せず、決してあきらめません。そして、生徒の皆さんにとって、ごく普通の講師が、懸命に努力する姿勢を見て励ましになることを願っています。

 

2017年の私のTOEIC総合スコア―   

4技能 (L&R&S&W)1,390点満点中、1,230点でした

 

「きぼう」2018年 12月号 抜粋

 

平成30年度沖縄県地域通訳案内士スキルアップ研修

 

10月28日(日)バス模擬ツアー

午前;

 

観光協会~池間大橋~雪塩ミュージアム~伊良部大橋車窓~下地島空港17エンド~通り池    (日本語でのガイドお手本)午後;逆のコース

 

下地島空港エンド~通り池~伊良部大橋車窓~雪塩ミュージアム~(池間大橋は時間の都合で割愛)~観光協会(各地とバスの中での英語による実地訓練)

 

※わたしは事情により午前中は欠席。午後に直接、集合場所に行き、大型バスに乗り込みました。小型バスと予想していましたが、実際の大型でしたので少し驚きました。運転手さんも現役の男性でした。

 

         

研修生各自は英語でのガイドが割り当てられ、実際の訓練を受けました。現役通訳ガイドの方が訓練を与え、アメリカ国籍のネイティブスピーカ―が各自のガイドを詳細に観察・評価しておられました。私も、当日、ガイドの箇所を割り当てられました。

 

研修生はどの割り当てをもこなすため、準備していました。私も、事前に現場を全て、下見し、雪塩ミュージアムには2度伺い、専門のスタッフの方に、雪塩に関する大方の情報を得ました。(池間大橋では、下見したとき、橋の下の石段で誤って転倒しそうになりました。その時の足の痛みが多少残っています。)ガイドに備えて、さらにネットで情報を得、10ページ以上の英文・日本文の詳細な情報を得て、幾らか英語での実践ガイドも準備していました。

 

私の割り当ては、まったく予想しなかった、雪塩ミュージアムから観光協会までのバスの中でのアナウンスでした。橋と海と各地の名所は他の研修生の方々がすべて話されました。ですから、私は即席でのガイディングでした。宮古島の黒糖・農家のみなさんのおおらかさ・宮古島の空と雲・夏の果物:ドラゴンフルーツ・マンゴー・・・・語ることが尽きてしまい、私が沖縄県と全国通訳案内士の資格を取ったいきさつまで話しました(実際この二つの資格を持つ併せ持つ人は宮古島では私だけのようです)。およそ20分~25分マイク片手に人生初めてのバスガイドでした。過度に緊張することは無く、とても楽しみました。

 

この研修全体を通して宮古島のより深い理解を得ました。そして、宮古島の素晴らしさを気付かせていただきました。そして、指導してくだった現役通訳案内士の方々と沖縄県から委託された担当者の皆様に感謝申し上げます。

 

 

                                  

 

 〇 2017年6月25日(日)TOEIC受験報告

 

京都:龍谷大学 深草キャンパス 大勢の若い方々が熱心に取り組みました。私は、この会場では2度目の受験でしたので、会場にも慣れ幾分落ち着いていました。小雨の降る中、京阪電車・神宮丸太町駅から深草駅まで移動。深草駅下車、そのまま会場まで徒歩。キャンパスで60分ほど過去の試験問題に取り組みました。

 

11時45分受付開始、午後1時から3時まで2時間の試験でした。今回は、リーディング問題最後の5問程度を解く時間的余裕がなく、次回の受験にこの教訓を活かします。終了後、地下鉄で京都駅に行き、軽食で栄養を補給しました。昼食は、大学近くのコンビニで購入した「大福もち」一つ。試験に集中するためでした。

 

前日宿泊したゲストハウスオーナーは、日本語以外に、中国語、英語、スペイン語に堪能でした。改めて、国際観光都市・京都を実感しました。

 

試験当日、午前8時ころ、宿舎を出て、駅近くの鴨川にさしかかり、しばし歩みを止めました。鴨川の上流は近く、遠く山並みが見えます。絹の帯が重なるような白い雲が、山腹にいくつかたなびき、まだ十分に日が差さない鴨川のせせらぎに趣を与えていました。鴨川・丸田町橋で歩みを止め、持参したメモ帳にその時の思いを記しました。

 

 鴨川と 絹を重ねた白い帯 山の蒼さに 心たたずむ

 

 

速報:7月18日 今回のスコア― 920   目標までもう少し・・・

 

☆「きぼう」2016年 10月号  一部      

 

第213回 TOEIC 受験:9月25日(日)

 

ゆいレール壷川駅から徒歩5分のビジネス系の専門学校は快適な受験環境でした。今回も大学生や若い方々が大勢受験しました。京都の池坊短期大学から、受験地を変更しましたが、旅の疲れもなく、ゆったりとした気持で受験できたように思います。

 

文法ではほとんどミスがないのですが、私の弱点は、2つないし3つのビジネス文書の中に示されている情 報を瞬時に見極め、収集し、分析する力です。非常に短時間でこなさなければなりません。TOEICは学生より実際に仕事に携わる方々に有利と言われる理由が分かります。リスニングは3人での会話が加わり一層現実的です。

 

今回も、受験後に、那覇空港ロビーで、家で用意してきた妻の手作りおにぎりを一つと,緑茶で疲れを癒しました。日帰りの受験でしたが、心地よさ、そして、さわやかさを経験しました。

 

 

 

☆「きぼう」2015年 10月号  抜粋     

 

 

 

                                                 

第203回TOEIC 受験感想 2015年9月13日実施

 

ほとんどの方々は大学生か20歳代の若い方々です。京都の会場の一つになった龍谷大学深草学舎22号館は新しい建物でした。昨年は池坊短期大学の校舎でしたが、その校舎も京都市内中心部にあり落ち着いた雰囲気でした。

 

私は今回の受験で初めて、200問の全体を仕上げるために時間が足りないと感じました。第7問の最も難解な問題では、最後の二、三問を5分くらいで解くことが必要でした。これまでは、10分残して全問を解いていたのですが、大きな変化でした。何か頭の細胞が膨張するような、そのような錯覚さえ感じました。

 

その日は徒歩で京都駅南八条近くのホテルから徒歩で会場に向かいました。途中、柔らかなコスモスの花びらに水滴が残り、昆虫と小さな蝶が蜜を味わっている様子を観察でき嬉しく思いました。宮古島のコスモスは頑丈で季節を感じにくいのですが、本土のコスモスはとても柔らかく感じます。およそ1時間歩き大学に到着しました。

 

帰りも徒歩でした。ランタナと台湾れんぎょうを民家の花壇で見つけました。宮古島で見慣れた花々が京都の街路沿いの民家の前の庭先に咲いているのが少し驚きでした。 

 

・・・・・・・・・・・・・・

「桂離宮」「仙洞御所」

 

 

日本で最も素晴らしい庭園の一つとされている「桂離宮」を案内していただきました。ガイドの方から案内の仕方を学ぶことも念頭にありました。とても情報豊かな口調でした。優雅な庭園を1時間ゆっくり歩き堪能しました。・・滞在第2日

 

○ 桂川 水面のほとり とんぼ舞う 

              

         そのやわらかさ こころ静まる

                                   

○  洛西の 桂の水面と ゆれる笹

 

     さざなみ見つめる 秋の木漏れ日

 

「桂離宮」 の前を流れる桂川のほとりで詠みました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「仙洞御所」は「御所」に隣接しています。ガイドの方は男性。その方の日本語での案内は本当に楽しく、聴き入っていました。1時間が過ぎ去り、別れ際、私のほうから握手を求め、「素晴らしいガイドでした」と感謝しました。昨年の「御所」英語ガイドの方も同様ですが,プロのガイドは知識と訪問者への気遣いを兼ね備えておられます。・・・滞在第3日

 

 

 

☆「きぼう」2014年 10月号 一部

 

 9月28日(日曜日) TOEIC受験 京都池坊短期大学

 

これまで2回受験し、平均スコアーは990 点満点中900。7年前の大阪、今年1月の沖縄での受験の結果です。

 

30年以上前に取得した1級の力はいくらか衰えているのでしょうか。英語でビジネスをこなすことはなく、日常英語を全く使用しない私にとりましては挑戦となります。中学で初めて英語に出会い、貴重な幼児期や小学校の時期にも一度も英語に接したことも無く、外国へは一度も出かけたことの無い私ですが、努力である程度までは到達できるようです。  

 

ちなみに、先回のテストでは、全受験者数10万166人の中で私個人のスコアーはリスニングで上位3パーセント、リーディングでは上位1パーセントの中に入っていました。

 

今年1月受験の○○での会場は300名以上は受験生はいるのではないかと思われる大ホールでのリスニングで座席はかなり後ろでした。池坊短期大学の教室では50名前後の教室でした。リラックスできました。しかし、リスニング対策には工夫が必要と考えました。とにかく、あせらず、自分に限界を設けず地道に学習を継続すること・・・学習の旅は生涯続くのでしょうか。.

 

2014年10月20日  速報:スコアー 900  

 

 私自身に対する励まし:

 

let each one examine his own actions, and then he will have cause for rejoicing  in regard to himself alone, and not in comparison with the other person.

 

それでも、

 

Have you seen a man skillful at his work? He will stand before kings;He will not stand before common people.

 

(ひとり言:今後、学習に変化を加え、私自身の定めた目標に到達するよう励むこと・・決してあきらめない!)

 

 ........

 

 9月29日(月曜日)午前10時~

 

京都御所での学習 外国人100人以上の集団にいました。

 

受付の方:山本さん、あなたは日本人なのだから、日本語のコースが良いんじゃないんですか。

 

私:(宮内庁に事前に申し込み、許可を得て、許可書を持参していました。一瞬、えっ?とっさに、)

  ” I am an interpreter. I would like to take this course.”

 

受付の方:(おそらく私の言葉は分からなかったと思いますが)はい、じゃあどうぞ。

 

私:(手を振りにっこりして、)Thank you!

 

国籍は全く分かりませんが、どこの国の方々も英語での説明に納得の様子です。多様な人種の方々に理解されます。通訳士の女性は英語でガイドしてくださいました。とても勉強になりました。最後に彼女に感謝し,握手をして別れました。すばらしいガイドでした。 

           

9月29日(月曜日)午後1時30分~

修学院離宮での研修

 

 こちらは日本語でのガイドです。参加人数は60名程度。後水尾上皇が設計を手がけたと説明を聞きました。約1時間、ガイドの男性は和歌を読上げるかのように、朗々とした口調で三つの離宮を案内してくださいました。緑豊かな庭園。写真をひっきりなしに撮り、1時間ばかりの徒歩での散策にすっかり満足しました。

 

離宮に到着した時間は開園の少し前でしたので、周辺を散策しました。俳句を二つ詠み家族と友人にメールで送信しました。

 

 

キンモクセイ 香り 漂う 京の初秋

 

寂しげな 命を惜しむ せみの詩(うた)  

 

 

 

二つとも修学院離宮にて

 

 

 

 

      

帰りは京都府立医科大学の東、賀茂川の河原を散策。ほんとうにすばらしい時間でした。このままこの時間がしばらく続いてほしいと願いました。どこからともなく横笛の音色が聞こえると、まったく別の方がその調べにあわせて小さな太鼓をたたいていました。河川敷のそよ風が心地よく感じられました。

 

9月30日(火曜日)  

嵐山散策

 

JRで京都発、嵐山駅に到着。本当に大勢の観光客でした。中でももっとも良く聞こえたのは中国語です。台湾なのか、香港なのか中国大陸の方々なのかは分かりません。ほとんどの若い方々は手をつなぎ、愛情を思いっきり表現しておられました。日本人も若い方々はそうしていましたが、どこか不自然でした。

 

保津川はちょうど渡月橋を境に桂川に名称が変わるのでしょうか。中ノ島公園で読書をし、京都駅構内で前日に買った美しいパンを食べ、緑茶で渇きを癒しました。

         

そのあと、保津川の向こう岸の細い道路をゆっくり歩き、時間を費やしました。帰りはバス。市内はどこでも230円。

 

疲れで車中眠っていました。京都滞在最終日。今回は、テストと研修が目的でした。                    

 

 

☆「きぼう」2014年1月号より

 

第187回TOEIC公開テスト受験日誌  沖縄産業支援センター

 

午前10時前:沖縄那覇空港着

      

ロビーで1時間ほどテキストのリーディングセクション復習。周りは東京行きのフライトを待つ外国人の方々。

 

午前11時:妻が作った紀州産梅干し入りおにぎりを2つと、タッパーに入れた宮古島産ゴーヤー入り野菜炒めを軽く食べる。

 

午前11時半:モノレール小禄駅下車。初めての場所で方向が分からず、駅員さんに目的地の位置を尋ねる。関西弁の駅員さんが快く説明してくださる。

 

正午前:早足で20分。産業支援センタ―到着。受付を済ませ、着席。割り当てられた会場には300人~400人の受験生?ほとんどが若い方々。

 

午後1時:試験開始・リスニング45分。斜め前の男性が緊張で足をカタカタ。リスニングなのに・・・。集中困難。目を片手でおお

い、せめて足の動きだけでも見ないように賢明に努力。・・その甲斐なく、二、三問は注意散漫。残念!

 

午後1時45分:リスニングに続きリーディングテストに入る。お隣の20歳代の若い女性の手がほとんど止まっている。解答用紙にマークしていないみたい。(がんばれ!)私はなんとか終了時間前に仕上げる。

 

午後3時:全てが終了。120分間の高度な集中力の持続が要求されるテスト。生徒の皆さんの受験の緊張はこれ以上。身を持って受

験の緊張を体験。

 

午後3時35分:モノレール小禄駅で先ほどの駅員さんにお礼を言い、那覇空港に向う。

 

午後4時頃:空港ロビーで残りのおにぎりを一つ食べる。

 

午後5時過ぎ:離陸。そして家族の待つ宮古島へ。

 

午後6時30分:家でコーヒーを作り休息。家族で美味しい野菜カレーを食べながら談笑。今回の英語力健康診断終了。

 

 

 

 

 

☆国家資格・通訳案内士受験報告「きぼう」2011年12月抜粋 

 

  

2011年827日に受験した一次試験合格の知らせは1111日に届きました。二次試験(口述)対策は仕事の合間に行いました。 

 

 

 

123日夜には福岡に到着し、ホテルで最後の勉強をしました。翌日、九州産業大学で午後、試験開始でした。試験官はネイティブスピーカーの男性と女性の現役通訳者でした。

 

また、試験監督の方々は厳しく受験生をチェック。不正がはびこっていますのでやむを得ないことかもしれません。やはり国家資格なので「厳重」と感じました。

 

 

 

翌日5日(月曜日)には、友人の待つ、長崎県諌早に行きました。そのご夫婦は、平和記念公園へと案内してくださいました。3時間だけの長崎県滞在でしたが、特急で博多に戻ったのは午後7時過ぎでした。疲れのため車内で眠ってしまい、駅に着いたのもわからず、車内に誰もいないことに気づき、慌てて下車し、そこが博多駅だということを確認しました。安堵しました。

 

 夕食は、博多駅構内で、生まれて初めて、博多ラーメン、明太子を乗せたホカホカのご飯、そして小粒の手作りギョーザをセットでいただきました。その美味しさに感動しました。

 

 

 

6日(火曜日)にはお昼前に福岡空港を発ち、那覇では宮古島行の便を待つため、那覇空港で3時間時間を費やしました。売店で「さば弁当」を購入、ロビーで食べました。日本人であることを認識しました。4時過ぎに宮古着。到着後、家に帰らず、直接教室に向かい、午後11時前まで、授業を行いました。

 

結果は210日発表です。現在の実力が試されたわけですから、合格すれば嬉しいですが、不合格であれば、素直に受け止めて、ただ学び続けるだけです。

 

 

☆結果 2012年 2月10日付 「官報」

 

国家資格・通訳案内士(英語)合格者名簿の中に私の名前を見つけました。

 

 

 

「きぼう」2018年11月号 一部

平成30年度沖縄県地域通訳案内士スキルアップ研修

 

○地域通訳案内士スキルアップ研修 第4回 10月13日(土曜日)

 

午前:宮古島地下ダム資料館 博物館での学習;研修

 

 

地下ダム資料館の館長:非常に博識な方でした。地学にも精通し、歴史の知識も豊富でとても有能な男性市職員でした。私があまりにも多く質問をしたためと思われますが、時間が超過し、英語での学習発表はできなくなりました。指導をしてくださった現役通訳士と研修生の方々に大変ご迷惑をおかけしました。私にとりましては、館長の説明、展示物が非常に興味深くて、矢継ぎ早に質問し、宮古島の驚くべき成り立ちにとても深い印象を受けました。これまでもこの資料館には訪れたこともあり、大まかな事柄は理解していましたが、今回の訪問ほど、理解を得られたことはありませんでした。

 

 

 

専門家の説明は、分かりやすく、興味深く、宮古島がどれほどユニークで、地下ダムがどれほど素晴らしいのかを理解しました。同時に、この隆起珊瑚(琉球石灰岩)とその下に横たわる「島尻マージ」、そして多雨と峡谷という理想的な要素が、世界初の大規模地下ダム建設に欠かせない要素であったことも納得しました。日本本土の文化や伝統とは非常に異なる宮古島の風土と生活様式が、この島の成り立ちと深くかかわることを考察し、大いに納得しました。そして、長い間抱いていた、幾分漠然とした不安感が取り除かれたように思い、落ち着いた気持ちを取り戻すこともできたようです。

 

 

 

午後:宮古島市総合博物館

 

 

仕事の合間を縫って、研修日の前日と前々日に二度、個人的に訪れ、情報収集を行っていました。もちろん、短期的にすべてを理解することは到底無理でした。ところが、入館して右奥の数十年前のカヤブキ家屋の実物模型を見ていますと、初老の警備員の方が、宮古島の昔の生活や、家屋の備品などをいろいろと教えてくださいました。私を観光客と誤解されたのでしょう。ところが、実際の研修日に、1人20分間の英語での発表で、この方から得られた情報は、非常に役立ちました。その方から教えられなければ、結果は異なっていたことでしょう。

 

 

研修当日、全員が少しの時間を与えられ、その後、展示物を英語で案内するよう、その場で指示されました。わたしは、幾分心の準備はできていました。水道が無い時代の、子供たちの一日・水くみの労苦をパネルを見せながら説明しました。次に、カヤぶき家の説明と続きました。ほぼ満足のゆく説明ができたと思います。ところが、私の説明に一つ誤りがあることを自分で見つけました。ある研修生から、「位牌」について尋ねられました。わたしは即座に、英語で「先祖の祭壇」と答えました。「それを通して先祖に祈りをささげる」と追加の説明を加えたのですが、「先祖の」という表現には、よりふさわしい言い方があることを現役の通訳案内士の先生から教えられました。指摘していただいたことに対し、感謝の言葉の述べました。

 

 

帰宅後、もう一度確認しましたが、辞書によりますと、実際には、「位牌」は、私は使用した、”altar”{祭壇}ではなく、”mortuary tablet”が正しい英語でした。間違いから学びました。これ以外は満足のいくプレゼンテーションだったかもしれません。

 

※10月28日(日)バス模擬ツアーの様子は次号の「きぼう」でお知らせします。

 

 

 

 

「きぼう」2018年 10月号 抜粋

 

平成30年度沖縄県地域通訳案内士スキルアップ研修

 

○地域通訳案内士スキルアップ研修第2回 9月16日(日)

 

風呂敷の包み方と折り紙でした。爽やかな日系二世の女性講師の指導で学習しました。まず、「風呂敷」の意味と由来を英語で説明させていただいたとき、褒めてくださり、

幾分,嬉しい気持ちでした。続いて、折り紙です。「兜(かぶと)」を折るときに、「侍(さむらい)」を英語でやはり、英語で説明する機会を頂きました。平安時代から1868年の明治維新までの、侍の歴史を話したいと思いました。「風呂敷」の時とは異なり、幾分準備不足でした。即興でも簡潔に説明できるよう日頃の準備が必要です。

 

折り鶴の折り方、風呂敷の包み方など、英語での説明訓練を、実際に行ないながら受けました。折り紙は、私には不向きだと分かりました。唯一、「名刺入れ」の作成は成功しました。奇麗な和紙の折り紙をどこかで購入し、色鮮やかな作品を作って他の国の方々に差し上げたいと思いました。   

          

 

 

○ 地域通訳案内士スキルアップ研修 第3回 9月23日(日)

 

 

 地元学の二回目でした。現役地域通訳案内士の男性講師から、頻繁に用いられる語彙:たとえば・・泡盛・チャンプルー・・などの英語の説明を教えていただきました。学ぶことが多く、時折、テキストを開いて今後も自己研鑽に励む必要を強く心に刻むことができました。

 

 

  

〇「きぼう」 2018年 9月号  一部紹介

 

地域通訳案内士スキルアップ研修 第一回9月9日(日) 

 

印象

 

午前9時30分 オリエンテーション開始から、座学がはじまりました。休憩を挟んで午後7時まででした。

 

わたしは、個人的な事情で、入校式と午前中のレッスンは出席しませんでした。地元新聞社の方々が、取材に来られたようですが、わたしは在室しておらず、取材も、写真撮影も経験していません。(ほっとしました。)

 

 

講師の先生方は、沖縄本島で実際に業務に携わっておられる方々でした。経験などを交えて興味深く扱ってくださいました。全6回のうちの最初のセッションです。特に、韓国語での業務に従事されている講師は、韓国国民の特質をよく理解しておられ、様々な事例を紹介されました。

 

 

次回は、折り紙での鶴の折り方、風呂敷の包み方など、英語での説明訓練を、実際に行ないながら受けます。基本的で、しかし、日本にいてはあまり使用しないような実用的な英語表現を習得することでしょう。・・でもあまり器用ではないので・・・

 

 

〇「きぼう」2018年8月号 一部修正

 

2006年 4月宮古島に転入

2008年12月沖縄県地域限定通訳案内士 資格取得

2012年2月 全国通訳案内士 資格取得

二つの資格取得は、隙間のような時間を利用しての独学の結果でした。

 

 

そして、2018年9月と10月には、沖縄県から委託を受けた専門家の方々が、宮古島でも、有資格者を対象に、「スキルアップ研修」で訓練を与えてくださいます。一定の語学力を持ち、研修を受けて、期間限定の資格が与えられた、沖縄県特例通訳案内士の方々は、この研修を経て、沖縄県地域通訳案内士になります。沖縄県地域限定通訳案内士はすでに沖縄県地域通訳案内士に名称が変更されています。

 

11年前に転入したとき、親しんだ日本文化とは大きく異なるこの地の歴史と風土に、私は非常に戸惑い、大きな衝撃を感じ続けてきました。その都度、日本本土・山陰地方のしっとりと落ち着いた、緑のしずくの滴るような、柔らかな草花や樹木、里山、小川に思いを馳せることがあります。

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一方、沖縄本土・日本本土とも異なるこの地域の中で生活を続けてきて、宮古島の方々の人間味のある笑顔と、飾らない心に爽やかさを感じてきたことも事実です。そして、地元の多くの方々に親切を示していただいたことを、強く実感しています。

 

今回、わたしも、研修で訓練を受けることになりますが、 宮古島の風土をさらに熟知し、地元の方々をより深く理解することを願っています。そして、英語でのコミュニケーション能力を向上させることも役立つことでしょう。それでも、異文化の中でのかなり辛い道のりを振り返るとき、理解することに精神的努力が必要であった宮古島を皆様に英語で紹介することになるとは、移転時には全く想像もしませんでしたし、今でも、思い起こすととても不思議な、形容しがたい感覚に包まれることがあります。

 

 

英語指導、英語での通訳案内士の努めは、決して私の生活の中の最優先事項ではありません。それでも、英語指導で共に学習に励む若い方々や、恐らく、これから接していくことになる外国の方々との触れ合いを通して、多くのことを学び続けることでしょう。